2017年12月14日 17:30
物忘れに幻覚、幻聴…誰にでも襲いかかる原因不明の病の正体とは?
それは……。
原作者であるスザンナ・キャハランさん!
今回描かれているのは、おそらくほとんどの人が聞いたことのない「抗NMDA受容体脳炎」という急性脳炎のひとつといわれている病気。スザンナさんは世界で217番目の患者となり、7か月にわたる闘病生活を実際に経験されています。2007年になってようやく病名が付けられましたが、それまでは精神病や悪魔憑きと誤って診断されてきた可能性も指摘されている難しい病気なのです。
とはいえ、現在の日本でも年間1000人ほどが発症しているといわれているだけに、もはや他人事ではないこの病気について、克服した心境や発見に必要なことなどについて語ってもらいました。
まずは、映像として自分の物語を観たときはどう思いましたか?
スザンナ
自分の名前や出来事がスクリーン上で展開していて、最初は奇妙な感じたと思ったわ。でも、主演のクロエ(・グレース・モレッツ)がすごくいいお芝居をしてくれていて、私の経験したことを見事に再現してくれていたので、やっぱりすごく感動したわね。
そのなかでも特に印象に残っているシーンは?
スザンナ
私の病気を発見してくれたナジャー先生が「僕は君がそこにいるのをちゃんとわかっているからね」