2018年1月13日 10:30
玉木宏と新木優子が話題作『悪と仮面のルール』の裏側を語りつくす!
そして、作品に対しては真摯に臨むけど、まじめすぎなくて明るいんだろうなという印象でした。
ただ、やはり自分と比べることの方が多いので、「僕が若いときにはもっとフワフワしていたのにしっかりしているな」とも思いました。そういう意味でも変に言葉を交わさなくても、一緒の方向にむかっていける人なんだろうなと感じましたね。
今回のクライマックスでもある文宏と香織が車の中で向き合うシーンは、この作品にとっても大きな見どころであり、玉木さんと新木さんの共演シーンのなかでも印象的なところ。
ラストシーンはどのような思いで演じていましたか?
玉木さん
実は、あのシーンはもともと台本上では、空港のロビーという設定だったんです。でも、それまでずっと閉鎖的空間で描かれていたのに、空港のロビーとなるとすごく開放的で、どうしても腑に落ちませんでした。あのシーンは、閉ざされたなかで文宏が香織の匂いや空気を感じながら話すのが一番ふさわしいと思ったので、どうにか原作と同じ車の中という設定にできないかとお願いしたんです。
本当に自然のままに感情を乗せられるすごくいいシーンになりました。
長回しで何度も撮影を行ったのですが、同じタイミングで涙が出てきたので、計算しているようでしていないような感じでした。