2018年2月1日 22:00
林真理子の「皆から大ブーイング」だったダイエットとは?
で痩せたため、皆から大ブーイング。
「顔が土気色になっている」
「ものすごくフケた」
と言われ、私は落胆した。
「なんだ、痩せてもちっともキレイにならないじゃないの」
この失敗例が、その後の長い肥満人生を決定づけたといってもいい…。
まあ、それはそれとして、このエッセイを書いていたから、お洋服もうんと買い続けた。それなりに流行やおしゃれには気を遣った。
しかしファッショナブルにはほど遠い私。
仕事や遊びでマガジンハウスの女性編集者と会うたびに、
「世の中には生まれつきセンスがある人がいるんだ」
という事実にぶつかる。
そういう人たちが、ファッション誌の編集者になるのだ。
さりげないニットの着こなし、アクセのつけ方…などとても真似出来ない。私は一生ムリ。
おしゃれでキレイな女性になることは、私の見果てぬ夢で、だからこそずっと「美女入門」を書き続けられたのであろう。そしてここで育まれた友情も私の大切な財産である。編集者のテツオは結婚しないまま、出世階段をかけ上がっていった。今やマガジンハウスの取締役だ。
テッちゃん、長い間一緒に遊んでくれて本当にありがとう。読者の皆さまもありがとうございました。
※『anan』2018年2月7日号より。
『9ボーダー』川口春奈ら“3姉妹”は「とても仲良し」 新井順子Pが撮影秘話を語る