2018年2月10日 17:00
19世紀のパリジェンヌは不満だらけ…? 現代の女性に響くアート展
差別や偏見もあるなかで自分の道を切り開いてきたパリジェンヌたちの作品、ぜひじっくりと鑑賞してみてください。
こちらは、展覧会のメインヴィジュアルのひとつ、エドゥアール・マネの《街の歌い手》です。モデルとなった女性ムーランは、マネの “ミューズ”。彼女は画家にインスピレーションを与える存在で、マネの重要な作品に何度もモデルとして登場しています。
最後の第5章は20世紀のパリに生きた女性がテーマで、タイトルは「モダン・シーン」。ランウェイのような舞台にバレンシアガ、ピエール・カルダンなどのドレスが並んでいます。周囲にはダンサーや歌い手、女優などパフォーマーとして活躍した女性たちの写真やポスターなども展示。往年のスター、ブリジット・バルドーの魅力的な写真などを通して、パリジェンヌたちのさまざまな生き方を見ることができます。
あの中村さんも絶賛!
プレス内覧会では、展覧会の音声ガイドを担当したフリーアナウンサーの中村江里子さんが登場。同展を見た感想として「ドレスや肖像画などの作品を通して、社会の中でパリジェンヌという女性たちの位置づけが変わっていく様子を見られるのが楽しい」とコメント。