2015年7月19日 08:00
パイロット育成が間に合わず元軍人や自衛官も…LCCの内情
ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN
意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは格安航空会社「LCC」についてです。
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最近もてはやされているLCC。みなさんは利用したことはありますか?「LCC」とは「Low Cost Carrier」の略で、サービスを簡素化したり、コストを削減した格安航空会社のことです。日本に飛んでいるのは、ANAが出資している「ピーチ航空」や「バニラエア」。JALとカンタス航空の提携の「ジェットスター」、中国の「春秋航空」などがあります。アジアに1万数千円、成田‐沖縄間も1万円ぐらいで行けたりと、便利になりましたね。
LCCは地域間のローカル線がメインで、ヨーロッパやアメリカにはたくさんの便が飛んでいて、最近では東南アジアでの便が増えています。アジアの新興国の経済発展とともに、モノや人の行き来が活発になり、バスのような手軽な感覚で近距離を移動できるLCCの需要が高まっているんですね。