憲太郎のベースもエッジが利いてて、大好きなマッドマックス。一緒にやり始めて2年経ち、お互いがなじんできて、マッドマックスに近づいてるんだわ。ソロプロジェクトとはいえ、バンドとソロの中間のような気持ちでやっている、どっちでもいいけど」
2作目となる『Sugar』は、そんな3人のパートナーシップを感じさせる、バンドの魅力がグイグイ伝わる作品に。とはいえ、1曲目の「Vinegar」では、フィッシュアンドチップスにタルタルソースをかけない彼女に食器の洗い方を教えたり、コミカルな歌詞がしばしば登場し、ちょっとニヤニヤ。
「いや、コミカルでいいんだよ、お茶目だもんで(笑)。ただの人間、生活スタイルはみんなと変わんない。音楽を作っているときはいつも自由。1曲目から食器の洗い方を説明してるハードロックって聴いたことないし、最高のアルバムだと思う。
『Sugar』には“麻薬”という裏の意味もある。オレはやらんけど(笑)、みんなにとってなくてはならない存在になってほしいアルバムだね」
浅井さんのファンにとって、新しいアルバムは“なくてはならない存在”だろうし、初めて聴く人には、見たこともない景色を見せてくれる作品になる、と確信する。