2018年3月6日 22:00
三谷幸喜「自由にやっちゃって」と大絶賛 ずん・飯尾和樹の魅力とは
モノマネしろとは言ってないのに(笑)。
飯尾:
でも、具体的に説明してくださってすごくわかりやすかったです。その日、何だか稽古が終わっても興奮が収まらなくて、ひと駅ぶん歩いて帰っちゃったくらいです。
三谷:
今回のキャスティングは、これまで舞台ではほぼご一緒したことのない方々ばかりなんです。いつもの方々とやると、読み合わせの段階で、僕が思い描くものに近い形になるんですが、あの日の読み合わせは、僕が想像していたものとは、ほぼかけ離れてました(笑)。でもそれが新鮮だったんです。もちろんそこから僕のほうに近づける部分もあるけど、僕が役者さんからいただく部分もあると思ってて。
飯尾:
確かに皆さん上手な方ですけど、何よりやっぱり台本が面白いですよね。
あれだけの方が出ていて、僕だけじゃなく、どの役にも均等にカレーのルーがかかってるというか、全員に見せ場があるんですよ。
三谷:
…そういう面白フレーズは、ストックされているんですか。
飯尾:
ストックは…してないです。
三谷:
そもそもこの作品は、伊東四朗さんとの話の最中に思いついたんです。伊東さんが出演していた『コメディー お江戸でござる』という番組をもし自分が書かせてもらうなら、という仮定の中で出てきたもので。