2018年3月27日 17:30
あの “美しすぎる少女” も来日! 印象派がもっと好きになる展覧会
プレス内覧会では、ビュールレ氏の孫で、E.G.ビュールレ・コレクション財団理事長のクリスチャン・ビュールレさんが出席。そのスピーチで、約10年前に起きた絵画強奪事件について触れました。
2008年、ビュールレ氏の個人美術館に武装した強盗が押し入り、セザンヌ、ドガ、ファン・ゴッホ、モネの名画4点を強奪。そのうち2点はすぐに発見されたものの、残りの2点は2012年になってからベオグラードで見つかりました。
この事件により、警備上の理由から美術館を閉館することを余儀なくされ、作品は2020年に完成するチューリヒ美術館の新館に移管することに決定。それまでの間、世界各都市で展覧会を開催することになったそうです。日本の展覧会では事件で盗まれた4点の名画すべてが展示されるため、ビュールレさんは「孫である私にとっても忘れられない展示になる」と感慨深げに語っていました。
“美しすぎる少女” は必見!
それでは、見どころをご紹介していきます。
まずは、展覧会のメインヴィジュアルにもなっている必見作品《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》。ピエール=オーギュスト・ルノワールが初期のころに描いた油彩画です。