くらし情報『SNSに“未来人”が現れたら「ネット炎上もこんなパターン」あの作家が予測』

2018年4月1日 11:00

SNSに“未来人”が現れたら「ネット炎上もこんなパターン」あの作家が予測

作家・鴻池留衣さんに、著書『ナイス・エイジ』についてお話を伺いました。
SNSに“未来人”が現れたら「ネット炎上もこんなパターン」あの作家が予測

表題作では「真実は二の次」の世相を活写。注目新人の処女作品集。
SNS時代のあるあるを、リアリティたっぷりに描いた『ナイス・エイジ』。その著者が鴻池留衣さん。

「自称予言者たちや自称霊能力者たちが未来予想を書き込み、それがネット上の誹謗中傷を呼んで、ネット民にとっての粘着的なコンテンツになっていく…。この作品で描いたことは、ネットの中ではよくある風景。もともとは、安部公房の『人間そっくり』という小説の現代版をやってみたかったという気持ちもあります。
ラジオ番組の脚本家のもとに火星人を名乗る男がやって来て、その男の言っていることは真実なのか虚言なのかと、人々が右往左往させられてしまう話なんですが、それって昔もいまも変わらない、普遍的な題材だと思うんです」

インターネットの掲示板に<2112>というコテハン(固定ハンドルネーム)の“タイムトラベラー”が現れた。2112がそのスレッドの「オフ会」に参加すると言い出すと、2112は本当に未来人なのか、本当にオフ会にやって来るのかと、スレの住民たちは大盛り上がり。アキエことAV嬢の絵里は、オフ会で親しくなった自称2112の青年と、好奇心から同棲生活を始めてしまう。

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