2015年8月4日 21:00
仏女優「フランス人は10着しか服を持ってないなんて嘘」
アナイス・ドゥムースティエ1987年、フランス生まれ。12歳で映画デビューし、『キリマンジャロの雪』や『間奏曲はパリで』などに出演。本作に続き『バードピープル』も9月公開予定。
ミステリーやコメディ、人間ドラマと幅広いジャンルを手がけながらも、常に人間の欲望を物語の軸としてきたフランソワ・オゾン監督。
新作『彼は秘密の女ともだち』は、ジェンダーの壁を越えて「ありのままの自分」でいようとする男女を描く異色作。
亡き親友の夫ダヴィッドを“女ともだち”ヴィルジニアとして受け入れるクレールを演じるのがアナイス・ドゥムースティエだ。
「私が演じるクレールは、ダヴィッドの女装に最初は驚くわ。でも大切な人の死と孤独を共有する二人は互いにとってかけがえのない存在となり、彼らが本当の自分を探す旅路がスタートするの」
華やかな親友の陰で目立たない存在だったクレールは、ヴィルジニアの女子力増強計画に加担するうちに女性として花開いていく。
「クレールが解き放たれ、どんどん自由になる過程は素敵だわ。欲望に忠実なヴィルジニアにインスパイアされ、本当に求めていたことが何かに気づき始めるの。一見地味なクレールだけど、本当は胸の奥に熱い情熱や官能を秘めていたのよ」