2018年4月14日 08:00
18年ぶりのカムバック!『心と体と』監督が語る復帰までの道のりとは?
しかも、ハンガリーの映画の助成金が3年間もストップしてしまったりしていたのよ。
その結果18年のブランクとなりましたが、怖さや不安を感じたことはありませんでしたか?
監督
もちろん、とても不安だったわ。でも、脚本を書いているときからすごく楽しい気分だったし、撮影が始まってからは不安や苦しみとかはまったくない状態だったわね。
本作はベルリン国際映画祭で最高賞となる金熊賞の受賞だけでなく、アカデミー賞外国語映画賞へのノミネートなど、大きな反響を巻き起こしたことでも話題に。
ご自身ではこの結果をどのように感じていますか?
監督
こんなふうになるとはまったく思ってもいなかったわ!というのも、この作品はエンターテインメント性の高い作品ではないので、周りからはメジャーな映画祭に出品するのは不可能じゃないかといわれていたくらいなの。
でも、それが私のやりたいことだったから、大きな映画祭に出してみようと決断したのよ。だから、そこで賞をいただけたことは本当にうれしいことなんだけれど、私にとっては賞をもらったことだけではなくて、たくさんの観客がこの作品を理解してくれたということのほうが幸せなことだったわ。