2018年4月14日 08:00
18年ぶりのカムバック!『心と体と』監督が語る復帰までの道のりとは?
だから、どうしてもアマチュアのなかから選ばなければいけないというのがあったの。それで、すごく仲が良かったというわけではないけれど、知り合いだったゲーザをキャスティングしたのよ。
彼のパーソナリティにはカリスマ性があるし、ユーモアのあるところも毒舌なところも気に入っていたわ。あとは、「もしかして彼は何か秘密を持っているんじゃないか?」と感じさせる風貌というのも私にとってはすごく大事なことだったわね。
では、彼を演出する際に気をつけたことはありましたか?
監督
アマチュアというのは、撮影に慣れていないので、肉体に大変なのはもちろん、役柄に入り込んでしまうとうまく抜け出せなくなってしまって精神的にもつらくなってしまうことがあるの。だから、私たちはとても注意深く彼を扱うようにしていたわ。
本作では同じ夢を見る2人が描かれていますが、他人と無意識に繋がった経験が監督にもありますか?
監督
私自身はそういう経験はないけれど、ほかの人から聞いた話によると、同じように潜在意識でつながったことがあるというのは聞いたことがあったわ。ちなみに、今回撮影をしていたときに制作部の男の子が脚本を読みながら顔色が青くなったので聞いてみたら、「僕にもこの経験があるんだ」