(左)たなか・てつし野田秀樹、いのうえひでのり、長塚圭史など数々の演出家の舞台で評価を得、映像作品でも活躍。11 月6 日より舞台『オレアナ』に出演。(右)おぐり・しゅん数々のドラマや映画、舞台に出演。
出演映画『ギャラクシー街道』が10月24日公開予定。2016年には劇場版『信長協奏曲』の公開も控えている。
現代アートを代表する画家のひとり、マーク・ロスコが有名レストランから依頼されて制作した30にものぼる連作『シーグラム壁画』。
そこから着想を得た戯曲『RED』は、ロスコと彼が雇った助手・ケンとのふたり芝居。時に師弟、時に親子のように意見を戦わせるふたりに田中哲司さんと小栗旬さんが扮する。この舞台のお話を伺いました。
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小栗:この戯曲を読んだ時、ロスコとケンの両方ともに共感する部分が多くて、素直に「こういう役を演じてみたい」と思ったんですよね。
田中:確かに舞台の面白さがいっぱい詰まってる脚本だと思いました。
しかもケン役が小栗君、演出が小川絵梨子さんだと聞いて、ぜひやらせてくださいとお願いしました。
小栗:哲司さんとは、お互いにお互いの作品も観ていて、その後の酒の席で話したりしていたし、芝居に嘘がない人だなと思っていたんです。