2018年5月16日 18:00
焦ってない…? 注目作『29歳問題』から学ぶ正しい30代の迎え方
だけ。5か月間の給料ですよ(笑)!
そんな苦労が報われるかのように舞台は大成功を収め、その後8年間にわたって何度も再演されるほど人気の舞台になったそう。
では、それをいま映画にしたいと思った理由は?
監督
2013年まで繰り返し再演されましたが、そろそろ一度やめようと考えていました。そしたら、その翌年に本作の制作会社の社長と偶然出会ったんです。そのとき私は39歳で、人生の計画もなく、何をやればいいのかと悩んでいましたが、そこで「すべては縁である」ということと、「そろそろ新しいチャレンジをしたほうがいいんじゃない?」という神様のお告げみたいなものを感じたんです。
じゃあ、そこで何ができるかと言ったら、やっぱり自分が一番よく知っている脚本をもとに映画を作ることであり、監督に挑戦することでした。とはいえ、私はすごくラッキーだったと思いますよ。
初監督でプレッシャーを感じたところもあると思いますが、苦労したことは何ですか?
監督
体力的な消耗もすごかったですが、私は情熱があったので疲れはあまり感じていませんでした。それよりも、私は監督としては新人なので、自分よりも経験もキャリアもあるスタッフたちに、求めていることを理解してもらうほうが大変なこと。