2018年5月16日 18:00
焦ってない…? 注目作『29歳問題』から学ぶ正しい30代の迎え方
だから、私は現場のみなさんに対して、自分が監督だからとか、女性だからとか、そういうことで特別に扱う必要はまったくないと伝えました。
その気持ちをわかってもらうために、具体的に行動したことはありますか?
監督
まず、普段はわりと着飾ったりしていますが、今回の現場に行くときはネイルやアクセサリーは一切つけず、清潔な恰好をして、まじめな姿勢で映画に挑む姿を見せるようにしたんです。周りの人たちは意外と見ているので、こういう細かいところこそ大事だったと思います。
あと、現場では監督と役者にだけイスが用意されているのですが、「私は座らないのでいらない」と伝え、監督の特権を振るうのではなく、映画を楽しむためにここにいるんだというのを態度で示しました。初日は誰もが私のことを疑うような目で見ていましたが、撮影が進んでいくうちに、その思いをみなさんが理解してくれていたようです。
最後に、将来に対する不安を抱え、仕事にも恋愛にも悩んでいる読者に向けてアドバイスをお願いします!
監督
30歳というのは、人生におけるボトルネックみたいなものですが、これは誰もが直面することであり、大した問題じゃないんだと思うんです。