くらし情報『かけがえのない女性同士の関係にほろり 『違国日記』に共感』

2018年6月23日 16:00

かけがえのない女性同士の関係にほろり 『違国日記』に共感

子どもじみた自分を見せる相手を選ぶことができるのが、大人のずるさなのだろうか。槙生と朝、さらにそれぞれの友人との関係性は、第三者との理想的な距離感について考えさせられる。

「たとえば女の人に、自分の服とか行いなんかを褒めてもらったときのほうが、男の人に同じことを褒められるよりも嬉しかったりするじゃないですか。恋愛的な意味ではなく、この人に好かれたいと素直に思える女性がいることや、女性同士で気持ちを交換できることって、かけがえがないと思うのです」
かけがえのない女性同士の関係にほろり 『違国日記』に共感


いまだ反抗期が終わっていないような大人と、反抗するチャンスがなかったものわかりのいい子ども。“違国”の人だからこそ感じるカルチャーギャップや憧れから、さまざまな感情がかき立てられる作品だ。

人と暮らすことが不向きな少女小説家と、両親を事故で失った素直な姪っ子。ギクシャクしているけれども思いやりが垣間見える日常を著者独特の感性で描く。祥伝社680円©ヤマシタトモコ/祥伝社フィールコミックス
マンガ家。
2005年デビュー。『HER 』『ドントクライ、ガール』で「このマンガがすごい!2011」オンナ編1位、2位を独占して話題に。近作に『WHITENOTE PAD』(全2巻)

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