2018年7月6日 11:00
『この世界の片隅に』主人公・松本穂香、オーディションでは…
(村上)虹郎くんも同い年なのに、すごくしっかりしてるんですよ。けど、それが心強くもあって。正直いろんな不安もありますが、共演者の方やスタッフさんを信じて頑張ろうと思っています。
――広島弁には慣れましたか?
松本:だんだん馴染んできたと思います。撮影の合間も方言指導の先生とずっと話をしているので。でもやっぱり難しいです。ちょっとしたアドリブが必要な時もなかなか勇気が出なくて、知ってる単語しか出てこない(笑)。言い方を間違えちゃって時間が止まる、みたいなこともよくあります(笑)。
――デビューしてから、何か転機になったお仕事はありますか?
松本:やっぱり『ひよっこ』が大きかったと思います。毎日のようにイラストを描いてSNSに投稿してくださる方がいたり、今でも澄子って役名で呼んでくださる方がいたり、NHKのスタジオに“澄子へ”って、役名でお手紙が届くこともあって。役がここまで愛されるってすごいことだったんだなって、今にして心から思うんです。その当時からありがたいことだとは思っていたんですけど、今、すずさんという役を演じていて、原作がとても愛されているぶん、ちゃんと受け入れてもらえるかなっていう不安があるので、余計に。