2018年8月7日 20:00
社内プレゼンで絶叫も! 「文豪とアルケミスト」ハマる女子たち
2017 年10 月から実施された新潮社とのコラボで、ゲームに登場する文豪たちがそれぞれの文庫のカバーを飾るという企画。この特別限定カバーは川端康成、太宰治、芥川龍之介、坂口安吾、島崎藤村、萩原朔太郎の6作品のみだったが、ゲームバージョンのカバーに掛け替えたことで、売り上げが大幅にアップ。萩原朔太郎の詩集に至っては、およそ1年間で売り上げる部数をわずか1か月で達成してしまうほどの人気だったそう。
「古典的な名作は長い時間をかけて売れるもので、短期間で一気に売れるものではないんです。これは明らかにコラボのおかげといえると思います」(新潮社文庫編集部・佐々木悠さん)
カバーそでにキャラクタープロフィールが掲載されたのもファンにはうれしかったよう。
ゲームに登場する萩原朔太郎とは…
『月に吠える』『青猫』などの代表作を持つ日本近代詩の父。ゲームでは、人見知りだけどひとりになるのは嫌いなめんどくさいキャラクター。身なりに頓着しないので、寝癖で髪のあちこちが跳ねたままになっている。
タイミングの奇跡。太宰治の失われた生原稿が発見。
紛失していた『斜陽』の直筆の原稿が発見され、新潮社に持ち込まれたのは昨年のこと。