くらし情報『猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」が浮世絵とコラボ!』

2018年8月1日 22:00

猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」が浮世絵とコラボ!

宮沢賢治の童話の漫画化やアニメーション『銀河鉄道の夜』の漫画原作者としても知られている、ますむらひろしさん。なかでも猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズは彼の代表作だ。そのキャラクターと葛飾北斎の浮世絵が合体した展覧会が今、話題を呼んでいる。双方の魅力がより際立つ、漫画と浮世絵の異色コラボ展。
猫と人間の理想郷を描いた漫画「アタゴオル」が浮世絵とコラボ!


ますむらひろし≪凱風快晴(冨嶽三十六景)≫2009年発表©ますむら・ひろし

「きっかけは私が20年以上描いてきた雑誌の表紙のネタに困って、本棚にあった北斎の画集を手に取ったことでした。パラパラとページをめくる中、これを少し直せば“アタゴオル化”できるんじゃないかと思う浮世絵があって。そこから少しずつ北斎画のアタゴオル化に取り組むようになりました」(ますむらさん)

実際に模写してみると、とんでもない先人の才能に悩まされ、七転八倒の日々を送ることになったとか。

「通常の遠近法では考えられない北斎独自の視点やアングル、デフォルメがあるんです。
それが私にはなかなか腑に落ちなくて。けれど、実際手を動かして、これこそが北斎画最大の魅力になっているとわかった時は『見たまま描いてちゃ、絵じゃねえだろ!』と北斎に言われている気がしましたね」

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