自然や動物は私たち人間よりも、かなり敏感に災害の予兆を察知したり反映したりするもの。それらのメッセージを見逃してしまうことで、大きな不幸に見舞われてしまう場合も少なくありません。そこで今回は、「不吉な予兆を放置した人があった災難」を占い師の脇田尚揮さんにご紹介頂きます。
文・脇田尚揮
ふと夜空を見上げると赤くて大きな月が…
F県に住んでいるE子さんは、たまに夜空を見上げて月を見るのが好きでした。ある日ふと空を見上げたら、“赤くて大きな月”が出ていたそうです。
この月は「ブラッドムーン」と言って、古来より凶事の象徴とされてきました。大地震などの天変地異の前触れという言い伝えもあります。備えをきちんとして、普段より気を引き締めておくに越したことはありません。
しかしEさんは、ブラッドムーンの言い伝えは聞いたことがあるものの、凶事なんて起こるものかと、ただぼんやりと眺めていたそうです。翌日は仕事も休みだったらしく、風が気持ちいい夜でした。
薄気味悪くなって、その日は早く寝ることに
E子さんが10分くらい、ベランダでブラッドムーンを眺めていると、月の表面で何かが動いたような気がして、薄気味悪くなったとのこと。