2018年10月2日 19:00
彼女の友人までも愛人に…学芸員が衝撃解説「画家・ボナールの秘密」
東京・六本木の国立新美術館で『オルセー美術館特別企画ピエール・ボナール展』がはじまりました。19世紀末から20世紀前半のフランスで活躍した画家、ピエール・ボナール。日本美術が大好きで、妻と愛人を愛し、犬や猫も好きだった……という彼の作品の楽しみ方について、担当学芸員さんにお話をうかがってきました!
どんな展覧会?
【女子的アートナビ】vol. 128
『オルセー美術館特別企画ピエール・ボナール展』では、フランス出身の画家、ピエール・ボナール(1867~1947年)の油彩画を中心に、素描や版画、写真など国内外の作品130点超を紹介。特に、オルセー美術館が所蔵するコレクションが一挙に来日している点が特徴で、そのうちの約30点は初来日となっています。
ちなみに、2015年にオルセー美術館で開かれたピエール・ボナール展では51万人が来場し、歴代企画展入場者数の第2位を記録。今展は、本国フランスでも大人気のボナール作品を日本でまとめて見られるまたとない機会です。
ボナールって…?
とはいえ、ピエール・ボナールってどんな画家なのか、あまりなじみのない人も多いはず。ざっくり人生をたどってみます。
1867年にパリ郊外で生まれたボナールは画塾で仲間と出会い、芸術家集団「ナビ派」
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