2018年10月2日 19:00
彼女の友人までも愛人に…学芸員が衝撃解説「画家・ボナールの秘密」
を結成。そして1889年にフランスの権威ある国立美術学校、エコール・デ・ボザールに入学します。
この学校で開かれた『日本の版画(日本の巨匠たち)展』で衝撃を受けた彼は、「日本かぶれのナビ」と呼ばれるほど日本美術に傾倒。日本趣味の絵をはじめ、女性の入浴シーンや飼っていたペットの姿など、愛するものをテーマに多くの作品を描き、1947年に79歳で亡くなりました。
担当学芸員さんに聞いてみた!
今回、プレス内覧会で担当学芸員の米田尚輝さんに直撃取材を実施。会場で、ananweb世代の女子が楽しめる作品を3つ、選んでいただきました。
まずひとつ目は、最初の展示室にある《庭の女性たち》。色彩がとても美しい4点組の装飾パネルです。
米田さん
こちらは、日本美術の影響を受けた縦長の掛け軸風の作品です。本当は屏風形式にする予定だったものが、途中でボナールの気が変わってこのようなスタイルになりました。
装飾モティーフも特徴のひとつです。反復模様をつけることによって、何となく日本画のようなフラットな見え方になっていますよね。また、一番左の女性は、浮世絵に出てくる女性の姿勢を思い起こします。
ふたつ目は、ヌード♡
続いてのオススメ作品は、入浴シーンを描いた《浴盤にしゃがむ裸婦》。