2018年10月7日 07:00
誰もが恥ずかしい過去を思い出す? サブカル女子とイケメンの恋愛マンガ
『アレンとドラン』は、文化系女子にとっては、痛いけど非常によくわかるお話だ。単館系のマイナー映画が大好物で、外見も中身もわかりやすいサブカル女子の林田(リンダ)。田舎から東京の大学に進学して、趣味の合う少数派との交流をSNSで満喫するものの、大学ではいまいち浮いてしまっている。作者の麻生みことさんに本作について聞きました。サブカル女子とリア充イケメンの恋愛は果たして成立するのか!?
「若気の至りで、みなさん本当はいろんな失敗をしているはずなのに、なかったふりをして生きていたりするじゃないですか。友だちや私自身の恥ずかしい失敗を、リンダには詰め込んでみました」
自意識過剰なくせに自己評価が低い、いわゆるメンドーなタイプ。ゆえに無駄に空気を読みすぎてなかなか友だちができなかったり、文化系おじさんのえじきになりそうになるのだが、そんなリンダに何かと手を差し伸べるのが、江戸川(エドガー)というリア充イケメンだ。
「リンダにとってエドガーは最も遠い存在で、絶対に友だちにはなれないと思っていたタイプ。
だけどそんなのはきっかけ次第で、たまたま親切にしてもらえただけで好きになっちゃうもんなんですよね」