くらし情報『死を待つだけだから…ある病棟を「ゴミ捨て場」と呼ぶ「終末期医療」のリアル』

2018年10月11日 22:00

死を待つだけだから…ある病棟を「ゴミ捨て場」と呼ぶ「終末期医療」のリアル

死を待つだけだから…ある病棟を「ゴミ捨て場」と呼ぶ「終末期医療」のリアル


本作のヒロイン・辺見さんが働く△×病院の別館には、回復が見込めない患者ばかりがいる。〈陰では“ゴミ捨て場”と呼ばれている〉という一文は衝撃的だ。

「実際にナースの知り合いから聞いた言葉です。強い印象が残っていて、作中で使いました」

その辺見さんは、以前もターミナルケアを行う病院で働いていたらしいことがわかる。

「『透明な~』のときより主人公の年齢を上げて、中堅看護師にしたのは、それなりのスキルや経験を持った看護師ならではの悩みや葛藤、人間関係を描きたかったからです。『結婚や人生をどうするか。家族との関係をどうするか』といった、辺見さんくらいの年ごろの女性が持つであろう漠然とした将来の不安なども、回が進めば描きたいですね。また、辺見さんは“自立したナース”という設定なので、働く女性としての理想的なあり方も見せていければ…と考えています」

『お別れホスピタル』彼氏も親友もいないけど、ちくわとたまごという愛猫2匹に癒されて、日々がんばっている32歳の中堅看護師・辺見さん。
看取りの現場で起きていることは…。小学館591円©沖田×華/小学館

おきた・ばっかマンガ家。富山県出身。自身の発達障害を題材にした作品を発表、多くの読者の支持を得る。

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