2018年10月24日 18:00
美術館に便器が…! アートの歴史を変えた男の展覧会
上野の東京国立博物館で『マルセル・デュシャンと日本美術』展が開かれています。便器をアートだといったり、女装して活動したりと異色のアーティストとして知られるマルセル・デュシャン(1887-1968)。20世紀美術に大きな影響を与えた彼の楽しい作品をご紹介します!
トーハクにデュシャンが来た!
【女子的アートナビ】vol. 130
展覧会の会場は、東京国立博物館(トーハク)。日本と東洋美術の名品が並ぶこの場所で、なぜデュシャンの展覧会?と不思議に思いますが、同展の長~い正式タイトルにヒントがありました。
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展『マルセル・デュシャンと日本美術』
トーハクの解説によると、過去に何度かフィラデルフィア美術館で開かれた日本美術展に協力をしたことがあり、そのご縁で今回の企画が実現したとのこと。
アメリカ東海岸にあるフィラデルフィア美術館は、西洋の近代美術やアジア美術、そして20世紀美術など約24万点もの作品を収蔵。なかでもデュシャン・コレクションは世界随一ともいわれ、絵画や版画など200件以上、写真や直筆メモなどの関連資料を42,500件以上も所蔵しています。