2018年10月17日 12:30
料理界の巨匠アラン・デュカス、悲劇からの復活と成功の秘訣
その力を培うためには、「自分は何を知らないのだろうか」という疑問をつねに持つこと。そして、「知らないものを恐れない」ということです。
私は企業のモットーというのをリストにしていて、社員のための心得10か条というのを作っていますが、そのなかに「恐れるな」というのを入れているくらい。だから、「何事も恐れず、知らないことにも挑戦していく」というのは大切にしている考え方なんですよ。
ストレスは信頼できる人とシェアして溜め込まない
―すべてにおいて全力で向き合っているイメージですが、どのようにして息抜きをされているのでしょうか?
デュカスさん
もちろん、いつもちゃんと息はしていますよ(笑)。
―(笑)。では、ストレスは溜め込まないほうですか?
デュカスさん
そうですね。ストレスはスタッフ全員とシェアするようにしているんです。
私には信頼できるスタッフがたくさんいますからね。
デュカスさんから見た日本とは?
―その気持ちは日本のスタッフにもきちんと伝わっていると思いますが、デュカスさんから見た日本の印象はいかがですか?
デュカスさん
終わりなき進化をしている国ですね。だからこそ、訪れるたびに予想もしなかったような新しい発見があるし、やらなければいけないことがたくさんあるんですよ。