2018年10月19日 18:30
コミュ力ゼロの女子でも幸せに…話題作『マイ・プレシャス・リスト』
そのためにも、ちゃんと会って、向き合って話をして、相手の話を聞くという要素も入れるようにしているのよ。
それから、自分に自信を持つということも大切。ブレずに自分自身をちゃんと持っていれば、それを理解してくれる人と絶対に巡り合えると私は信じているからよ。
女性が少ない業界だからこそ、闘っていきたい
―そんな監督だからこそ、多くの女性たちからの支持を得られていると思いますが、今回はプロデューサーも脚本家も女性を中心にこの作品を手がけたそうですね。それによって得られたこともありましたか?
監督
「女性だからこそこういう作品ができた」ということは特にないけれど、映画業界というのは相変わらず性差別というのが残っていて、現場の男性スタッフのなかには、「女性の監督から指図されるなんて……」みたいなことを言う人もいまだにいるくらい。そんな人がいることに驚いたけれど、業界においての男性と女性の役割みたいなものと、まだまだ闘っていかないといけないとも感じているわ。
「女性監督はロマンティックコメディやラブストーリー、ヤングアダルトものやくだらないコメディでも撮っていればいい」みたいな風潮が実際いまでも根強く残っているのも事実。