くらし情報『「どちらも好き」尾上右近が“顔見世”で歌舞伎と清元披露』

2018年11月1日 19:10

「どちらも好き」尾上右近が“顔見世”で歌舞伎と清元披露

そもそも六代目菊五郎も高祖父の五世清元延寿太夫も、伝統の世界で批判覚悟で新しいことを切り拓いていった人。新しいことを平気でやる血が、僕には流れているんだと思います(笑)」

11月の歌舞伎座では、清元と役者、両方での出演が決定している。

「本来歌舞伎は、大衆を楽しませるために、ぶっとんだことをやって人気を得てきた演劇集団です。知識なんかなくても絵画を楽しめるのと同じように、理屈なしに楽しんでもらえるもの。ぶっとんだ世界を面白がってもらえたらと思います」

『歌舞伎座百三十年 吉例顔見世大歌舞伎』東銀座・歌舞伎座11月2日(金)~26日(月)昼の部11時開演、夜の部16時30分開演1等席1万8000円~3階B席4000円ほか(すべて税込み)チケットホン松竹TEL:0570・000・489
役者としては、昼の部の一幕目『お江戸みやげ』と夜の部の『法界坊』に娘役で、清元としては、昼の部の三幕目『十六夜清心』に出演する。「こんな日が、こんなに早く来るなんて夢のようです」
「どちらも好き」尾上右近が“顔見世”で歌舞伎と清元披露


おのえ・うこん1992年生まれ。初舞台は7歳。芝居心のある子役として評判を得、七代目尾上菊五郎の元で研鑽を積み、’05年に尾上右近を襲名。

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