くらし情報『発達障害のあり方への疑問〜当事者が感じる葛藤〜』

2018年11月5日 19:30

発達障害のあり方への疑問〜当事者が感じる葛藤〜

発達障害という言葉がずいぶん浸透してきたと感じますが、私は複雑な心境です。当事者として、思いを発信してきました。発達障害当事者も、そうでない人も、お互いに理解し合える世界を望んでいました。今の状況は、果たしてそういった世界なのでしょうか……。

文・七海

日常生活で ”発達障害” の使われ方が変わった

目次

・日常生活で ”発達障害” の使われ方が変わった
・錯綜する情報、発達障害の ”せい” にする人たち
・偏見は確かに少なくなったかもしれない。だけど…
発達障害のあり方への疑問〜当事者が感じる葛藤〜


ネット上でもそうなのですが、私のもっと身近なところ、日常生活でも変化を感じるようになりました。ひと昔前まで、発達障害者は ”腫れ物扱い” されている印象がありました。さらにいえば、発達障害だということをカミングアウトしても、その単語自体を知らないという人もいました。今では発達障害という言葉を聞いたことがない人のほうが稀なのではないでしょうか。


コミュニケーションが上手でない人を、”アスペ” と揶揄することすらありました。当人が当事者であるかどうかは別にして、差別用語として使用されていた認識です。

今では、「もしかしたら私も発達障害かも……」「あの人は発達障害だから仕方ないよね」といった発言が見受けられます。以前まででも全くなかったわけではないのですが、こんなに多くなったように感じるのです。

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