2018年11月16日 18:30
舞台はNYの日本人高級クラブ…秘密の恋に溺れる女を描いた『MAKI マキ』
―今回、日本のキャストたちと仕事をしてどのように感じましたか?
監督
まず、ミカ役の原田美枝子さんとお仕事ができることはとても光栄なことであり、とても楽しみなことでもありました。というのも、以前の作品でも、今回の作品でも、出演者はほとんど素人で、原田さん以外はプロの俳優が少なかったからです。
だからこそ、「偉大な監督たちとお仕事をしている原田さんと一緒にできるんだろうか」みたいなことを思ったりもしました。でも、原田さんはとても素晴らしい方なので、現場ではたくさんのことを学ぶことができたと思います。
原田さんがいたからこそ、この作品ができた
―確かに、ベテランである原田さんが存在するだけで、そのシーンに緊張感が走って重みを増すような感じはありました。
監督
劇中では舞台のような雰囲気を感じる場面もありましたが、それは原田さんの大きな存在感があったからこそ。彼女のパワーのおかげでそういったシーンを撮ることができたと感じています。
今回、原田さんには事前に脚本も読んでもらいましたが、最初から参加すると言ってくださいました。
そのあと、出資集めやキャスト選びに時間がかかり、撮影に入るまで1年近く間が空いてしまったのですが、原田さんは一度もやめると言うこともなく、ずっと待ってくださったのです。