2018年12月10日 20:15
【問題】「月極」の正しい読み方&意味を答えよ~読めないと恥ずかしいビジネス漢字~
社会人になって、はや10数年。必死になって頭に詰め込んだ数学の公式も、歴史年表も社会に出れば使う機会はあまりないでしょう。しかし、「国語力」はそのまま役に立つものです。あなたは漢字・敬語の使い方に自信がありますか?大人になった今、知らないと仕事場で思わぬ恥ずかしい目にあってしまうかも……!?
そこで今回は、言語・マナー教育に特に力を入れている小学校で、小学4年生の学級担任をしているN先生に「大人が間違いやすいビジネス漢字」について教えていただきます。
知らない人が一定数いる「月極」
N先生まずは基礎中の基礎ですが、こちらの「月極」と書いて「つきぎめ」と読む、こちらの漢字ですね。もともと「極」という漢字は「約束をする」という意味があり、戦前までよく使われていた漢字なんです。月ごとの約束ということから、ひと月ごとの期間契約のことを「月極=つきぎめ」と言うようになったそうですよ。
ーー 「極」という言葉に約束事という意味があったとは知らなかったです!
N先生 そうなんです。
戦後になって新たに制定された「当用漢字表」によって、今の「限界・頂点」といった意味合いに変化しました。このため、月極という漢字の意味が伝わりにくく「げっきょく」