2018年12月3日 18:00
結成20年超のアジカン 続く秘訣はカンフーではなく“合気道”にアリ?
3年半ぶりとなるオリジナルアルバム『ホームタウン』を12月5日にリリースした、アジカンことASIAN KUNG‐FU GENERATION。結成20年を超えて大活躍を続ける彼らが辿り着いた穏やかな新境地とは。
――タイトル曲「ホームタウン」の歌詞には〈子供たち〉という描写もあります。そういう目線も今のアジカンならではかなと。
後藤正文(Vo、G):そうですね。僕らはもうおじさんですから。社会的にはど真ん中よりもだんだん上の世代になっていくわけで、そうなると下の世代に向ける眼差しというのも明確に変わってくる。年相応のものを書いていけたらと思っています。
――若い世代へのメッセージ性は「ボーイズ&ガールズ」などにも共通して入っています。
後藤:そう、でもこの曲では夢や希望は若いやつらだけのものではないとも歌っています。俺たち大人が楽しそうにしてたり機嫌よく過ごしている方が、社会っていい気がするんですよね。なんか上から目線で言ってるより「あのおじさんたち勝手にカッコいいことやってるね」って方が、若者も真似したくなるだろうし。だから、このアルバムを聴いてくれた若い世代やバンドが、「アジカンもあんなに楽しそうにやってるんだから、俺たちもあんまり心配しなくてもいいかもね」