2018年12月29日 20:00
「一番興奮したのはバーフバリをめった刺しにするシーン」敵役、ラーナー見参
や「ラーマーヤナ」が下敷きになっています。『スター・ウォーズ』にもルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの対立構造が見られますが、これと同じ構造があります。主役の強さが引き立つのは強い悪役がいるからこそですし、悪役に人間味があるほど、対立が浮き彫りになっていきますよね。とはいえ、この映画で描かれているのは二人の対立だけではありません。実はこの物語の鍵を握っているのは、女性の登場人物たちです。物語が動くきっかけはすべて女性の指示によるものなんですよ。たとえばシヴァガミは次の王にバーフバリを指名しますし、デーヴァセーナも自分の夫となる人を自分で決めます。そのことによって物語が展開していくというのも、この作品のひとつの特徴ではないかと思います。
さらに映画の前編にあたる『バーフバリ 伝説誕生』のラストで、バーフバリに忠誠を誓っていたはずのカッタッパがなぜあのような行為に至ったかというのもひとつの大きな謎です。どの人物にも物語がある、強いストーリー性が一番の魅力だと思います。
――ラーナーさんが演じていて一番好きだったシーンは何ですか?
ラーナー:演じていて一番興奮したのはバーフバリをめった刺しにするシーンです(笑)。