2019年1月17日 19:00
アイドルは昭和に負けてない! 古市憲寿&高山一実が平成を振り返る
古市:そんな高山さんが、乃木坂46の1期生になったのは……。
高山:平成23年です。
古市:なでしこジャパン、パンケーキブーム、『人生がときめく片づけの魔法』。一気に“現在”って感じがする。だってパンケーキってまだブームじゃないの?
高山:そうですよね(笑)。私自身は、7年前のことはあんまり記憶がないんです。オーディションに受かってから1年ぐらいはバタバタでしたし、東京での生活に慣れることにも必死で。お金もなかったので、欲しいものがあっても買えなかったし、カルチャーを楽しむ余裕もなかった。
古市:何が欲しかったんですか。
高山:洋服と、あとはいい化粧水も欲しかったです。上京して、肌が一気に荒れちゃったんですよ。
古市:千葉の水と東京の水って、そんなに違うの!?
高山:違うんですよ!実家にいた頃は湧水を汲んで使っていたので。
古市:湧水?世代の違いももちろんだけど、地域の違いによっても、生きてきた現実がぜんぜん違うんだね。そこを無視して一括りにしようとする議論がありますよね。平成の若者といえば「ゆとり世代」だ、とか。上の世代からのそういうラベリングって、ピンときてました?
高山:悪く思われているなぁという意識はありました。