2019年2月6日 19:00
倉科カナ 舞台出演で「落ち込んだら、一晩ヤケ酒して思いっきり泣きます」
テスは、確固としたイデオロギーを持ち、それをはっきりと口にするキャリアウーマン。「じつは、ちょっと自分に似ていて…」と笑う。
「30歳を過ぎてひとりで働いていて、仕事に対してのプライドもある。そこが共通していますし、愛情表現は下手だし、皮肉交じりのユーモアを言うところにも共感します」
その清楚な雰囲気から、おとなしく控えめな印象があったけれど…。
「ごめんなさい。じつは結構毒っ気強いほうなんです(笑)。白か黒かというはっきりした性格なので、反省することも多いですし。ただ、柔らかい印象を持ってくださる方が多いので、それも使っていきたいとは思っているんですよ。
どっちもやれれば、幅が広がりますから」
一筋縄ではいかない作品を前に苦戦しながらも、「ぐちゃぐちゃと悩んでいても何も始まらないし、誰も助けてくれない」ときっぱり。
「自分のやりたいことははっきりしているんです。それは、芝居がしたいということ。逃げたり止まったりしてるより、効率いいのは戦うこと。やるべきことをやって、努力して、それでもできなくて落ち込んだら、一晩ヤケ酒して思いっきり泣いて、すっきりして次に向かうんです」
倉科さんの台本は、作品に描かれる時代背景やセリフに登場する政治や経済に関する言葉を調べては書き込みしていき、すでにボロボロ。