2019年2月10日 20:10
神木隆之介×有村架純 共演4度で初の“恋人役”、その心境は?
監督さんから直々にメッセージをいただけることはそうないので、とても嬉しかったです。
神木:言葉にして伝えていただけるというのは、本当にありがたくて、僕の役作りの指針となりました。手書きのお手紙だったので、温かみが感じられますし、時間をかけて役のことを考えてくださったというのが伝わってきて余計に感激しました。有村さんとの共演は4回目ですが、お互いの役について何か相談したことはなかったと思います。
有村:そうですね。
神木:言葉で確認するのは、立ち位置や動きの流れくらい。役に関しては、言葉というより、芝居を通してディスカッションする感じでした。木山くんは口数少ない役だったので、一言一言が重かったです。
その一言も、心では嫌だと思いながら「別にいいよ」と言ってしまうような、裏腹な想いを秘めているキャラクター。映画を観る方には胸の内を感じさせつつ、話す相手には本心かのように言うというお芝居が難しかったです。
有村:葵もミステリアスなところがある女の子だったので、気持ちの表し方は気をつけていました。神木:今回、僕が一番大事にしたのは、名前を呼ぶ瞬間です。愛する人の名前を呼ぶときって、そこに一番愛情をかけるのではないかと思いました。