2019年2月11日 19:40
「存在感がない」と言われ…神木隆之介&有村架純、言葉の思い出
有村:質量?
神木:「ありがとう」や「ごめんなさい」「全然、平気」という言葉でも、心からそういう気持ちがあったら、そんな音にはならないのではないかなと思う。
有村:たしかに「それ、適当に言ってるでしょ?」と感じることってありますね(笑)。
神木:そういう言葉は空っぽな音に僕には聞こえる。言葉は使い方次第で武器にも防御にもなると思います。上手ではなくても自分に素直な言葉で。
有村:言葉は人を傷つけてしまうこともあるし、心ない言葉で、追い詰められて死んでしまう人だっています。本当に怖い。だからこそ、このお仕事をしているかぎり、一言一言考えて発言しなければと思います。
神木:僕にとって思い出深い言葉は、マネジャーさんの一言。20歳くらいまで、映画の舞台挨拶で、全然うまく話せませんでした。難しい言葉を使ってみたり、頑張って大人っぽく話そうとして、空回りしていた。そうしたら、あるときマネジャーさんが、「いつも通りでいいんじゃないの?」と言ってくださった。「一生懸命に映画の説明をするのもいいけれど、背伸びせずに、『頑張ったので、ぜひ観てほしいです』の一言でも、そのまま素直に伝えたら?」