2019年2月11日 18:00
失恋した友に“なぐさめの言葉”は逆効果!? シーン別文例集
はなむけの言葉を贈る
親密な気持ちを込め、過去一番のエピソードを綴って。
春は異動や転勤、卒業など、別れのシーズン。寄せ書きなど言葉を贈るシーンも多いけれど、「あちらでも頑張って」「昇進おめでとう」などの紋切り調ではなく、自分らしいひと言にするには?
「前述の“画文一致体”法を。その人との想い出で一番印象的なことを、具体的に書くのです」
例えば「あの案件を乗り越えた後、帰り道に一緒に食べた寄せ鍋が忘れられません。またぜひ行きましょう」などとすれば、「親密さを表せるし、これからも付き合いは切れないよ、という温かな気持ちも伝わります。それほど接点がない相手にも、『いつもすてきだな、と拝見していました』などと具体的な心情を添えると、気持ちがこもったものに」
仕事の用件を効果的に伝える
“柔らかい話題”をひとつふたつ、付け加える。
「言語学の言葉で客観的な情報や事実を述べる話を“リポートトーク”、心情的な話を“ラポートトーク”といいますが、ビジネスシーンで多いのが、業務連絡や報告などの“リポート”が延々と書かれたメール。単調になりがちで、読み手の興味が長続きしません」
そうならないように、仕事の用件をメールで伝える際は、
「リポートの羅列にラポートを加えてみましょう。