2019年2月15日 18:30
『金子文子と朴烈』のチェ・ヒソ「安藤サクラと是枝監督が大好き」な理由
でも、それをやり切ったことで、いまではすごく自信にはなったと思います。
―今回は日本人の女性を演じるのもチャレンジだったと思いますが、日本人の女性の印象を教えてください。
チェさん
まず、日本人の女性は、文子みたいに大声は出さないですよね(笑)。いつもとてもやさしくて、行儀がよくて、姿勢がいいという印象があります。よく日本の映画を観ていますが、文子みたいに叫んだり、悪い言葉を口にしたりするようなキャラクターはめずらしいと思います。
―日本の作品もよくご覧になりますか?
チェさん
私は安藤サクラさんが大好きで作品を全部観ています。安藤さんは固定概念にとらわれない日本人女性を演じていらっしゃっているので、韓国でも人気が高い女優さんなんです。
あとは、是枝裕和監督の作品もすべて映画館で観ていますし、小津安二郎監督のようなクラシックな作品も好きですね。
日本にはほかにも素晴らしい監督さんや俳優さんがとても多いので、いつかみなさんとお仕事してみたいというのがこれからの夢のひとつです。
文子と自分の恋愛観で違うところとは?
―本作は歴史的な事実を描いただけの作品ではなく、文子と朴烈とのラブストーリーでもあると思いますが、彼らの恋愛をどう感じましたか?
チェさん
とても若い2人ですが、とても成熟した愛。