くらし情報『『サムライマラソン』小関裕太「佐藤健さんにも…」役への思い』

2019年2月20日 17:00

『サムライマラソン』小関裕太「佐藤健さんにも…」役への思い

といったことの象徴みたいなところもあったので、「そのなかで役を生きなきゃいけない」という責任も感じました。
『サムライマラソン』小関裕太「佐藤健さんにも…」役への思い


―現場はどのような雰囲気でしたか?

小関さん
いろんな意味で、とにかくカオスでした(笑)。「台本はあるけど、君がその役であれば台本通りじゃなくてもいいよ」と監督にも言われていたので、試されている感じはものすごくあったと思います。僕だけではなく、先輩の役者さんたちもみんな燃えていたので、アドリブ合戦でバチバチしていましたね。

―本作を手掛けているのはイギリスのバーナード・ローズ監督ですが、海外の監督とご一緒されてみて、日本の現場との違いを感じたところはどんなところですか?

小関さん
全部ですね(笑)。でも、一番驚いたのはカメラの存在を感じずに演じる環境だったこと。たとえば、すごく重要なセリフを言っているとき、「ここは絶対に寄りで撮るだろう」と思っていても、寄りじゃないし、最初はカメラが見当たらなくてどこに向かって発信したらいいのか悩みました。でも、そういう考え自体が違っているんだと気がついたんです。


つまり、表情を見せたり、セリフを聞かせたりというよりも、この物語のなかにたまたまカメラが入り込んでいる感覚でいるべきだということ。

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