2019年2月23日 20:40
生きづらい世の中は誰のせい? マンガ『ダルちゃん』が話題!
自分というものを持っていなかったダルちゃんが、初めて立ち上がった赤ん坊のように恐る恐る、でもしっかりと内面を見つめようとする姿は、胸が締め付けられるほどリアルだ。
「ダルちゃんには結果的に私自身も投影されていて、自分で自分を騙していた頃のあまり見たくない一面を掘り起こしてもいます。選択肢が無限にあるように思えるなかでどれを選んでいいかわからないのは、若いうちはしかたのないこと。だけど最終的に幸せを選び取れるのは、自分自身でしかないと思うんです」
何を幸せに思うかは、人それぞれ。だけどダルちゃんの生き方は、幸せの選び取り方を教えてくれる。
はるな檸檬『ダルちゃん』1、2 普通の人になりたいと願う女性が、友人、恋人、創作と出会うことで地に足をつけて生きる決意をする、勇気と希望の物語。第9回新井賞を受賞した注目作。小学館各850円
はるな・れもんマンガ家。
2010年『ZUCC×ZUCA』でデビュー。読書遍歴を描いた『れもん、よむもん!』、出産体験を描いた『れもん、うむもん!-そして、ママになる-』が。
※『anan』2019年2月27日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子
(by anan編集部)
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