2019年2月21日 18:10
『アリータ:バトル・エンジェル』ヒロインが語るハリウッド最先端の裏側
本来、戦士が持ってはいけないものかもしれないけれど、その気持ちにも共感することができたわ。
―全編パフォーマンス・キャプチャーというのは、普通に演技するのとは全く異なる難しさがあったと思いますが、実際に経験してみていかがでしたか?
ローサ
パフォーマンス・キャプチャーは私をサイボーグにも10代の少女にもさせてくれたわけで、そういう意味では俳優としての幅をものすごく広げてくれたわ。こういう技術がなければ、演じられない役だったと思うから。
でも、大変だったのはスーツがものすごくきついこと。それからヘルメットは重いし、目の前には2つのカメラがつねに自分を撮っているような状況で、さらにマイクやファン、レコーダーにバッテリ-といったものすべてがマジックテープで体中につけられているのよ。
手袋もしているし、靴もぬぐことができないから、閉所恐怖症の人にはできない役なんじゃないかしら(笑)。
―想像するだけでも、その状況で繊細な演技をするというのはかなり難しいことだったと思います。
ローサ
とはいえ、普段のヘアメイクや衣装で役を作り上げていくのとはまったく違うプロセスは興味深かったこと。
特に、私は映画作りの最先端にいられることを目標としてきたところもあるからうれしかったわ。