2019年3月10日 18:00
『刀剣乱舞』の崎山つばさの意外な素顔「ミステリアスでも何でもないです(笑)」
新宿・歌舞伎町を舞台に、法外な金と引き換えに、どんな危ない仕事でも引き受けて処理する“解決屋”。映画『クロガラス』は、そんな裏稼業を生業とする3人組の物語。
役の生き様が滲むような立ち居振る舞いも研究しました。
「正義なのか悪なのか、本当に味方なのか敵なのか、わからない存在。ある一面から見れば悪でも、その人にとっては正しかったりもするわけです。物語では明確に描かれないけれど、演じる上で、その辺の境界を繊細に線引きしながら作っていかないととは思っていました」
そう話すのは、ミュージカル『刀剣乱舞』などで人気を博す崎山つばささん。演じているのは、解決屋・クロガラスのリーダー・黒斗。これが映画初出演にして初主演となる。
「ミステリアスなキャラクターなので、人間っぽくない無機質な感じを目指しました。これまで、ダークサイドの人を演じることがなかったので、歌舞伎町が舞台の作品を観て、彼の生き様が滲むよう、立ち居振る舞いも細かく研究したりもして」
そんな話の端々から、素の真面目さが透けて見える。黒斗は、崎山さんとは真逆ともいえる役柄だけれど、「近いのは、何考えているかわからない、とよく言われるところ」