くらし情報『吉田修一、実体験に基づく青春小説再び! バイトとパチンコに明け暮れ…』

2019年3月14日 20:00

吉田修一、実体験に基づく青春小説再び! バイトとパチンコに明け暮れ…

世之介は2人の女性と出会う。鮨職人を目指す丸刈りの浜本と、シングルマザー日吉桜子だ。

「浜ちゃんは、10代の頃に女友達が突然角刈りにした記憶が強烈に残っていたので(笑)。桜子は、以前書いた短編集『女たちは二度遊ぶ』に収録された〈殺したい女〉に出てくる、小岩の整備工場の娘をもう一回書きたかったんです。単純にキャラクターとして好きだったので」

お気楽で勝手なのに、なぜか周囲に人が集まってくる世之介。

「彼は友達が辛い時期に、助けに行こうと思いながらも行かない人。友達にしてみたら、実際に来られても迷惑ですよね。でも辛い時に会いに行くといつでも会えるのが世之介なんです。結果的に、そういう人のほうが、スランプの時に必要じゃないかと思う」

吉田修一、実体験に基づく青春小説再び! バイトとパチンコに明け暮れ…


前作同様、世之介と関わった人たちのその後が書かれる本作。今回描かれる「その後」は、少し未来、東京オリンピックの年だ。

「マラソン競技中のコースの何地点かで同時多発的に何かが起きる小説の構想もあったので、それがこの話と重なっていきました」
彼らの中でも「この人が書けたことに達成感をおぼえた」というのが、桜子の兄の隼人だという。中学生の時にケンカ相手が意識障害で寝たきりとなり、ずっと彼の家にお見舞いに通い続けていた青年だ。

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