2019年3月27日 19:40
ユニコーン、再始動から10周年「もう60歳ですよ(笑)」
奥田:それでそのままメンバーになってもらった感じ。
ABEDON:ただ、それまで僕自身はユニコーンほど表に出る仕事をしてなかったので戸惑いました。その頃のユニコーンはミュージシャンでもあり、ちょっとタレントみたいな部分もありましたから。でも基本的には5人いるので、そんなに自分が背負わなきゃいけないこともないですし、みんなの胸を借りるようなつもりで加入しました。
――そうだったんですね。
ABEDON:当時、ユニコーン自体は音楽で実験的なことをやりたいという趣があるにもかかわらず、違うイメージに持っていこうとする世の中の流れもあり。でも、本当にみんな音楽が好きで…という雰囲気がその頃はあった気がします。僕はその橋渡しのような役割になるのかなと思っていました。
――アイドル的人気もあったからこその、葛藤。
奥田:そうよ、大変だったんだから(笑)。今は時代の流れも業界自体も変わって環境が違うので、当然、以前のようにできないことも多いですけど。僕らが音楽でやってることはそんなに変わってないです。だから周りのスタッフにも、なるべく環境が変わらないようにお願いしてます。
――音楽と向き合う時の変わらない熱量がやっぱり大事なわけですよね。