2019年4月14日 20:30
“ビリギャル”のその後…「大好きだった旦那さんとは去年離婚しました」
と思っていたから、ああちゃん以外に信じられる大人なんて一人もいなかった。
それでも楽しく毎日を過ごすことができたのは、やっぱり友だちのことが大好きだったからだと思う。それに、将来の夢とか憧れの職業なんて考えたこともなかったけれど、「早くああちゃんみたいなお母さんになりたい!」とは思っていて、漠然と自分の将来の姿を想像して満足することもできていた。高校に入学して、坪田先生に出会うまでは。
高校生時代
塾に通う気なんかさらさらない。大学は行かずに、働こう。
出会ってしまった!一生の恩師と、ワクワクする夢。
なんとか高校に進学した私だけど、大学に行く気なんて最初からなくて。
「卒業したら働いて、早く結婚して、お母さんになる」とずっと思っていたから、ましてや「塾に通う」なんて発想は1ミリもなかった。坪田先生に出会ったのだって、弟の代わりにたまたま近所にあった塾の面接に行かされただけ。最初はまったくの偶然だった。
当時、個人塾の一講師だった坪田先生に出会った瞬間のことはよく覚えていて、「こんな大人になりたい」って、自分の世界が一気に広がるのを感じた。高2にして小4レベルの学力しかなかった私が「慶應を受験してみない?」