2019年5月8日 20:30
え、連ドラ初主演? 東出昌大が「身を削りながら演じる」覚悟のドラマ
映画『64-ロクヨン-前編/後編』をはじめ社会派の名作を数々生み出してきた名匠・瀬々敬久監督が、『連続ドラマW悪党 ~加害者追跡調査~』でメガホンをとった。主演に抜擢されたのは、東出昌大さん。連ドラの主演は、意外にもこれが初。
わかりやすいお芝居はせずやりたいように散々やらせてもらいました。
「僕が演じるのは、松重(豊)さん演じる木暮が所長を務める探偵事務所で働く佐伯という男。犯罪がらみの依頼を受けては解決していくのですが、じつは佐伯自身も幼いころに姉を殺された被害者遺族で、犯人への復讐心を抱えながら生きてきた。だから最初にこの作品のお話をいただいた時は、身を削りながら演じることになるだろうな、と覚悟しました。その後、クランクインするまでに様々な事件を記録したノンフィクションや、被害者側、加害者側の手記などを読み漁って思ったのは、このドラマを佐伯のような境遇の人たちに見てほしいとか、何かを伝えたいなんて簡単に言えるわけがないってこと。
やるからには腹を据えて、堂々とぶち当たっていかないといけない。そのために佐伯でいる間は、姉が殺され人生が一変してしまったという事実を忘れずに居続けようと意識していました」