2019年5月25日 11:30
パスピエ結成10年! 新作は“リミッターを外してみた”??
パスピエは、音楽大学でピアノを学んでいた成田ハネダを中心に卓越したスキルを持つメンバーが集まり、ハイトーンボイスで個性を光らせる大胡田なつきの存在感が加わって、独自のポップミュージックを生み出してきた。彼らも今年で結成10周年。その節目にニューアルバム『more humor』が完成した。
人間味溢れる切なさや美しさ、その中にユーモアを光らせて。
「やっぱり10周年というタイミングで何を見せるかとなった時に、今までの総決算みたいな作品を出すのは何か違うなというのがあって。僕らの次の挑戦が伝わればいいなと思って作ったアルバムです」(成田ハネダ)
「常に新しいことをしようと思っていたんですけど、それでも今まではリミッターみたいなものが付いていたのかも。今回はそれも外れた感じで“やっちゃいましょう!”というムードがありました」(大胡田なつき)
聴き手にしっかりと新しいパスピエが伝わるよう、今回は70もの候補曲を作った。海外のヒップホップ、オルタナR&Bの要素も取り入れたサウンドと、大胡田が中音域ボーカルをアンニュイに聴かせるリード曲「ONE」などは特徴的だ。
「この曲はサンプリングやトラックっぽい要素を含む音楽の中で、アコギをかき鳴らすという発想も新しいかなと思います」