2019年5月23日 11:30
好きな人の嘘を許せるか…嘘から始まるまさかのラブストーリー
監督・脚本・主演を務めたフランク・ デュボスクさん!
今回、主人公であるジョスランを自ら演じているフランクさんは、フランスではコメディアンとしても大人気。それだけに本作にもユーモアが散りばめられていますが、記念すべき初監督作となった本作への思いや自身の経験についても語ってもらいました。
―今回は、「障害を持つ人と恋に落ちたら?」という問いに惹かれて作ったということですが、障害者との恋愛に興味を持ったきっかけはどのようなことですか?
フランクさん実は若いときに、僕自身がハンディキャップのある人に片思いをしていたことがあったんだ。彼女のハンディキャップは肉体的なものではなかったけれど、そういう自分の経験を推し進めてみようと考えたのがきっかけだよ。
つまり、僕が言いたかったのは、人はみな同じなのに、相手のことを知る前にまず他人との違いというものに目がいってしまいがちということ。そこで、何か違う状況にある2人のラブストーリーを書こうと思うようになったんだ。
―そのなかで、ヒロインが車いすという設定を思いついたのは、なぜですか?
フランクさん実は、最初はカルチャーや年齢が違うような、とにかく全然違う2人というものに興味を持っていたから、肉体的な障害ということは考えていなかったんだ。