くらし情報『肉体的には男性の少女がバレエダンサーを目指すLGBTQ映画』

2019年6月27日 21:10

肉体的には男性の少女がバレエダンサーを目指すLGBTQ映画

ありのままの自分でいるには強さが必要だから。ララの行為はそのメタファー。物議をかもすテーマだけど、僕はきっと、本当の自分で生きるという人間の側面を掘り下げていきたいんだと思う」

監督が“個人的な作品”と呼ぶ本作は、実は学生時代に知り合ったダンサー、ノラ・モンセクールに着想したもの。ノラは企画段階から完成まで監督と密にコラボ。キャスティングにも深く関わった。

「ララを演じたビクトールは現役のダンサーで、(身体的性と性自認が一致する)シス・ジェンダーだけど役柄に近い資質を持っていると感じた。柔和でエレガントで、自身のフェミニンさも自然に受け入れている。彼の演技を見ると、ジェンダーの考えにはパフォーマンスの側面があるとわかるんじゃないかな」

肉体的には男性の少女がバレエダンサーを目指すLGBTQ映画


『Girl/ガール』監督・脚本/ルーカス・ドン出演/ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ、オリバー・ボダル、ティヒメン・フーファールツほか7月5日より新宿武蔵野館ほか全国公開。
©Menuet 2018

1991年、ベルギー生まれ。映画学校在学中に制作した短編がアカデミー賞短編部門選考対象となり、才能に注目が集まった。本作でカメラドールのほかクィア・パルムも受賞。

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